1980年開催のモスクワオリンピック。
1979年のソ連のアフガニスタン侵攻を口実に、アメリカがボイコットを主唱し、
日本・西ドイツ・韓国・中国・イラン・サウジアラビアやイスラム教諸国など50カ国近くがボイコットを決めました。
この時は外交ボイコットではなく選手派遣までもが国の決め事としてボイコットを余儀なくされています。
そして、この冬開催される北京五輪。
アメリカにつづきオーストラリアも外交ボイコットを決めました。
中国の新疆ウイグル自治区で、中国政府による「ジェノサイド」が続いていることが原因とされています。
ジェノサイドとは、民族などの集団に破壊する意図をもって危害を加える事。人権侵害です。
中国サイドは「内政干渉だ」と言っていますが、
地球人として、同じ人間を意図をもって危害を加えることを正当化することは、本当に悲しい事です。
勿論、戦争もそうですが。
世界には、民族問題や人種差別的な問題が地球温暖化問題と同じくらい蔓延しています。
オリンピックは政治や宗教と関係なくスポーツを極めた人たちの祭典。
スポーツを通して選手たちが触れ合い、誰か(民族や人種)を非難することなく支えあい、地球を守るために協力していく。
そんな未来の為のオリンピック。
せめて選手たちに影響がなければと祈ります。