【年末調整とは】
今年1月~12月中に受け取ったお給料・賞与(収入)・差し引かれた所得税を年末に再計算して、所得税の過不足を調整するためです。
所得税はその年の1月から12月の所得額によって決まりますが、実際所得は1月の時点では分かりません。
ですから、その1年で受け取るであろう「所得総額」を予想します。
毎月所得税が引かれていますが、これはあくまでも毎年●●から発行されている●●を元に「この収入ならこのくらい」だろう金額を引かれているのです。
実際は、収入が増えたり減ったり、子供が生まれて扶養家族が増えたり、成人し独立することで扶養家族から抜けたり。
また、支払った生命保険や火災(地震)保険、年金、高額の医療費等、国が「所得から差し引いていいですよ=配偶者控除・扶養控除や保険料控除」と認めて「税金の計算をするための金額」を算出します。
予想された「所得総額」と実際の「所得総額」を申告し、所得税を多く支払っていれば、還付金として戻ってきます。
勿論、逆に収入がすごく増えて、控除される金額も減っていれば、不足分を納めなければなりませんが。
最終的にこの申告の金額は、住民税にも反映されてきます。
【生命保険料控除】
毎年10月になると、保険会社から「年末調整」に向けた「保険料控除のお知らせ」が届きます。
ちょっと、面倒な感じですが、ご自身で加入している生命保険や年金は最大12万円まで控除されますので、キチンと申告することをお勧めします。